皆さんが大学合格を果たし、そして卒業する頃、世の中はどう変わっているでしょうか?
さらにその後の将来においても、いまだ経験したことのない変化に遭遇することでしょう。
そのような時代を生き抜いていくためにも、目標やビジョンをしっかりと描いて、実現に向けて納得のいく進路を選び、自分を高め続けていく必要があります。
歴史を振り返って見ても、人類は多くの危機を乗り越えてきました。
目先の不安や動向にとらわれず、長い目で見て自分を最も活かす進路を考えましょう。
「なんのために大学へ行くのか」が、今あらためて問われています。新型コロナ、少子高齢化、異常気象などの問題は、これからの私たちの生活様式を間違いなく変化させるでしょう。さらに、2040年代にも訪れるとされるシンギュラリティ(人工知能が人間の能力を超える転換点やそれにより人間生活に大きな変化が起こるという概念)は、人間の存在や価値観を根底から覆すことになるかもしれません。「大学に合格する」ためだけの進路選択や受験勉強では、時代の変化に対応できる能力や人間性を養うことができるかどうか疑問です。
変化に対応するためには、生涯にわたって学び、自分をアップデートし続けることです。そのためには、自分が一生打ち込むのにふさわしい学問・大学を真摯に選ぶことが必要です。